最愛の主人を亡くして、2年が経ちました。
先日、三回忌を終え、周囲の方々からは
「早いね。もうそんなに経ったの❓元気に前を向いて生活していて私達は安心しているよ」
と声をかけられます。
とんでもない。私にとっては、この2年はとてつもなく長い長い歳月でしたし、
この先も悲しみや寂しさ、身の置き所のない説明しようもない苦しさや不安感は、
無くなる事はないと思っています。
主人が亡くなってすぐ、自分自身が乳ガンの疑いあり…と宣告を受け、検査を受けながら仕事に通う日々。私ももうダメなんだ。意外に早く主人が迎えに来てくれたんだと思ったり、いやいや、娘達をまた悲しみの淵に落としてしまう。
生きなければ…と思う気持ちで半年間、揺れ動きました。
自分は生きたいのか、死にたいのか…、もう、どうでもよい気持ちも正直ありました。
結果、乳ガンではない事がわかり、ホッとしている自分にも気づきました。
このまま、闇に引きずり込まれてはいけない。
そう思い始めたのは主人が亡くなって1年。
そんな頃にネットでパレット倶楽部の存在を知り、参加申し込みをして、そこで大森さんに出会い、
この会に参加させて頂く事になったのです。
「心が揺れ動くのは当たり前の事なんだよ。みんなそんな思いを抱いているんだよ」
と大森さんは優しく語って下さいました。
不安や戸惑いを抱いて参加させて頂いたこの会は、本当に悲しみの中にも優しさに溢れた心安らげる場所でした。
職場や友人との集まり、家庭の中でさえも吐き出せなかった思いを皆さんが受け止めて下さいます。
同じ苦しみや悲しみを共有している人達の中では、こんなににのびのびと安らげるものだろうか…。
今まで主人に甘えっ放しでこの歳まで生きてきてしまった私は、
ひとりぼっちでこの世界に放り出されてしまったという孤独感を抱いていましたが、
この会で、こんなに沢山の方が環境や状況は違えど、頑張っている事。
でも悲しみに浸っている時間も大切な事。
無理をせず少しずつでも前を向けたらそこからまた何か始められるんじゃないか…という事。
この短い間に色々な事を学ばせて頂きました。
まだまだ、進んだり戻ったり、日々の生活に追われる毎日ではありますが、
このアルシエロに出会えた事を感謝し、心の支えとして過ごして行きたいと思います。
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河村恭子 (土曜日, 08 6月 2019 18:50)
ひとりぼっちで放り出された孤独感。。まさに私が感じてる言葉です
いきなり大海に放り出されて、寄る島もなく、ひたすら泳ぎ続ける、、
いつか島は見えるのかしら
大森智子 (日曜日, 09 6月 2019 07:23)
そうですね。
ここに参加する皆さん、もちろん私自身も感じた思いです。
だから、河村さんがそう思われるお気持ちお察しします。
でも、必死に泳いでいたら必ず何かみえます。
島なのか船なのか別の泳ぐ人なのか。。。
皆さんに少しでも早く何か見つけて欲しいと思ってアルシエロを続けています。