亡くなった愛おしい人のために

副世話人のいとうです。

 

世話人であるおおもりさんの経緯は

【大切な伴侶を亡くしたあなたへ】【世話人からの挨拶】

に記載してありますが

私、いとうの経緯はあまり話す機会がないので

この場所をお借りして少し書きたいと思います。

 

夫を自死でなくし4年目。4歳違いだった夫。

今年で同じ歳になってしまいます。

それだけ時間が流れたのだなと思うのと

まだ4年かぁと思うのと両方の気持ちがあります。

 

亡くなるまでの約3年、夫は鬱病で苦しんでいました。

最初の2年は休職。
子供たちの学費や住宅ローンもある中

仕事に行けないことに対して自分を責めていました。

あとの1年は転職して新しい環境で頑張ろうと必死でした。

でも力尽きて旅立ちました。

 

家族のために頑張ってる姿

思うようにならないもどかしさに苦しんでる姿

それを目の前にして私は背中をさすってあげることしか

できませんでした。

 

私にもっと経済力があったら

何か救える言葉が言えたら

あの日私が家にいたら...

もう後悔だらけです。

 

毎日毎日暗い闇の中にいました。

夫が亡くなっても仕事を休まなかったので

泣きたくても仕事中は泣けません。

家でも子供の前では泣かないようにしていました。

子供も辛いのに私のことで心配かけたくなかったからです。

1人のときしか泣かないと決めていました。

 

よく、後を追いたいと言う方がいます。

私も考えた時期があります。

でもここでまた子供を悲しませるのか

私の前では気丈な実母を悲しませるのか

それに気づいたとき、その考えは捨てました。

 

そして夫の気持ちを考えました。

きっと私たちのことを心配してる。

亡くなったあとまで心配かけたくないと思いました。

 

自分のためには頑張れないけど誰かのためには頑張れる。

私は子供たち、母、親友、夫のために生きてます。

 

辛い時、亡くなってしまった愛おしい人のために

生きてみませんか?

亡くなった人は何かを伝えたくても伝わらず

もどかしい思いできっと心配してる。

安心してもらおうと思ってみませんか?